毎回の展示の度に訪れてくださる方との新しい出会いがあったり
お話を伺うことができるのはギャラリーをやって良かった、と思うことの
一つです。
先週の展示期間中にも思いがけない出会いがありました。
東京を訪問中の若い外国人のアーティスト二人組。
たまたま井の頭公園に来ていてGALLERY KAIの展示を見つけてふらり、と
入ってきてくださいました。
香港出身のレイチェルさんとロシア出身のエレナさん。
お話するうちに二人がParsons School of Design のパリ校出身!ということが
わかり話がわあっと盛り上がりました!
Parsons School of Design は私も卒業したNYの美大ですが実は小さな
キャンパスがパリにもあって当時はNYの生徒の中から毎年数名が留学できる、と
いうシステムがありました。
ダメもとでチャレンジし7名の内の一人として大学2年生をParis校で
勉強できたことは自分にとって貴重な体験と思い出。
服作りの基本を学びながらオートクチュールのアトリエを訪ねたり
憧れのパリコレを体験できたりと今思うと夢と希望にあふれていた一番
良い時だったかも知れません。
自分よりもずっと後に同じキャンパスで学んだ二人に偶然会えたことを
とても嬉しく、また忘れかけていたような学生時代の思い出が一度に
よみがえってきた一日となりました。
岩間先生から直接作品に関して説明していただいたりと
若い二人もきっと偶然ギャラリー会に立ち寄って良かった、と思ってくれたの
ではないかな。 東京の思い出の1ページにギャラリー会が残りますように・・・