凄い舞台を観てきました! 森山未來主演の「プルートゥ PLUTO」
昨年の手塚治虫の美女画展でお世話になった手塚るみ子さんからチケットをいただき楽しみにしていた舞台でしたが 想像以上に見応えのある舞台でした。
評判の高さからかシアターコクーンは立見客も多く満席。
世界でパリ・オペラ座バレエ団のエトワール、フラメンコのレジェンド、アルゼンチンタンゴの名手、少林寺の武僧――。コンテンポラリーダンスの範疇を超え、世界中のさまざまなジャンルの踊り手たちと作品を創出し続けて、忙しすぎる振付家、シディ・ラルビ・シェルカウイによる演出はまさに 一瞬も目を離せない・・・・美しいビジュアルと引き込まれるストーリー展開に時間がアッという間に感じました。
手塚治虫の鉄腕アトム「地上最大のロボット」を熱烈な手塚治虫ファンである漫画家の浦沢直樹がリメイクを切望し 手塚 眞氏の監修のもと、新たな命と使命を吹き込まれ誕生した『PLUTO』は20以上の言語に翻訳され、全世界に愛読者を持つ規格外の人気漫画。
そのストーリーが漫画以外で、しかも舞台で表現される、ということで多くの人の期待や注目を集めるのは当然のこととはいえ どんなふうな舞台かは全く想像できませんでした。
漫画が舞台に見事に溶け合うように舞台とストーリー展開の一部として表現され、振付による演出も加わり森山未來をはじめとするキャストの方たちが本当のアトムやウランをはじめとするキャラクターたちに見えてくるのでした。
一緒に観た舞台に詳しい友人も大絶賛していましたが コクーンシアターを後にするお客さんたちが興奮して話をしている様子をみてやはりこれは普通の舞台ではないのだな、と実感しました。
ぜひ日本だけではなく海外でも公演があればすごい反響なのでは・・・と思います。
これだけの作品が完成したのも 元をたどれば手塚治虫の漫画「鉄腕アトム」が 時を越え人種を越えて今現在に生きる日本を代表する漫画家であったり、世界的に著名な振付家を魅了したから・・・・
そんな世界的な漫画家の原画をGALLERY KAIで昨年秋に展示させていただいたこと、今あらためて 有難く光栄に思っています。