展示最終日はいよいよ畠山秀樹さんによる花のデモンストレーション。
開演の11時には会場にお客様が大勢集まりました。 4月の東京ミッドタウン・アートナイトでの花のパフォーマンスでもラストに登場し会場をわかせた畠山さん。
スーツケースを持って日本からの旅人として登場。フランスへとやってくる場面からスタート。会場で見つけた小物やフランスで見つけた花、そして和バラをストーリー仕立ての花のデモンストレーションに変えていきます。
前日に素晴らしいデモンストレーションをされた国内外で活躍されている二人のフラワーアーティスト(エレガントな作品が素敵な吉村映美先生と 数多くの受賞歴を持ち有名ブランドともコラボする大活躍のフラワーデザイナー曽我部翔さん)も途中で加わり3名が同時に作品を作り上げていきます。 集まったお客様も畠山さんのスピード感あふれるパフォーマンスと 3名が花をアートにしていく過程にくぎ付けでした。
最後には国枝さんも和バラのブーケ作りに加わりお客さまに和バラの花束をプレゼント。会場もマックスに盛り上がりました。
1時間以上に及ぶデモンストレーションでしたがお客様達が楽しまれ、それぞれに伝わるものがあったことが表情からわかりました。
見学された方が「お花のシルク・ド・ソレイユのようだった。」と称賛されておりましたが本当に素晴らしいデモンストレーションでした。
展示も終わりの時間に近づき 壁面の作品「動く書、動く花」の紙袋にレターと和バラ、ミツマタを入れてゲストに配ることとなりましたが 偶然この日がフランスでは「母の日」であることがわかり子供を持つ素敵なマダムたちに紙袋を手渡すことになりました。
予定していたインスタレーションの形とは変わりましたが 受け取った方たちの笑顔を見て畠山さん、国枝さんと一緒にコラボできたこと、自分の中にあった「現地の皆さんに喜んでもらえるような作品」が実現した心から嬉しい瞬間となりました。
今回は様々な意味で思い出にあふれた展示となりましたが exhibitionに参加したプロ中のプロの方たちの仕事ぶりと作品に刺激を受け、最後の晩、表彰式では皆さんの姿に感動しました。
今回ご一緒させていただいた主催者の方々、フランスでのスタッフ、一流のフラワーアーティストたちとの出会いから学ぶことが沢山あり機会をいただいたことに心より感謝しています。
そして展示にいらしていただいた多くのフランスの方たちにmerci mille fois!!