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国枝さんの和バラがレセプションの時間に届けられる、というドラマチックな展開の後 畠山さんと私のコラボ展の会場でも和バラがすぐに飾られ展示作品が無事に完成しました。

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今回の展示が決まったときから 畠山さんとは自己満足にならない、観る方に喜んでいただける展示内容にしよう、ということを目指しました。

正面には和バラをまとった書のドレス。 壁面左手にはフランス側から希望のあったアンティーク着物を使って軸に仕立てた臨書作品など伝統的な文字を生かした作品を飾り右手には自分の最近のスタイルの作品をレイアウトしました。

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壁一面に並んでいるのは紙袋。 最初は市庁舎で好きなように、というお話もあり 参加する人にも喜んでいただけるような書と花のアートインスタレーション作品をぜひやってみたい、と考えた紙袋を使った作品でタイトルは「動く書 動く花」

 

表には「縁」(えん・つながり)をイメージした絵を、そして裏には様々な文字を書いてあります。(実際には100枚近く用意したのでかなり大きな作品になる予定でした)  お客様に好きな紙袋を選んでいただき中には文字について書かれたレターと畠山さんがミツマタ(和紙の原料になります)と和バラを中に入れ それぞれの方がこの紙袋を手に町を歩き誰かに手渡すことで完成するインスタレーション。

最初の規模とは変わったものの 何とか今回の展示でやろう、と壁に貼り付けていきました。

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展示はおかげ様で想像以上に多くの方にご覧いただくことができました。

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展示期間中は皆さんとは別会場ということもあり一人で在廊していることも多かったのですが様々な方との出会いがあり 「セレ」という小さな街の大きな底力と魅力に驚かされました。

ピカソをはじめ20世紀を飾る多くの芸術家が滞在したことでも知られる街ですが 素晴らしい現代アートの美術館もあり 今もアーティストが各地から集まりこの地でアート活動をしています。

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一人で準備中にも 展示のときには出張で来れないから、と 2度も様子を見にきてくれたイギリス人の陶芸家。 夜何時まででも作業していいよ、と ギャラリーの鍵を渡してくれたギャラリー責任者。 日本のアートにも通じるような繊細な作品を花の会場に展示くださったZeyno さん。 そして何度か訪れ最終日には自分の作品をプレゼントしてくださった彫刻家のMelaniさん。

共通しているのは皆さんそれぞれ海外経験が豊富で 外国で活躍されたのちセレ周辺でアトリエを構えたこと。 きっとそれだけアーティストたちをインスパイアする魅力がこの土地に宿っているのでしょう。

(フランス展示Ⅲに続く)